webpack

webpackで画像を読み込ませる方法【file-loader】

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webpackで画像表示させる方法を知りたい
file-loaderってどう扱うの?

以上のような疑問の解決記事です。

本記事では、「webpackで画像を読み込ませる方法」について解説していきます。

 

※前回までで、Sassを読み込ませる方法を解説しています。

webpackでsassを使用する方法【sass-loader・node-sass】 webpackでsassを使うにはどんなパッケージを入れたらいいんだろう? このような疑問の解決記事です。 ...

 

 

src/にimagesフォルダを作成する

現在の階層構造は下記の通り。imagesフォルダを追加します。

webpack-tutorial
├dist/
|   ├──bundle.js
|   ├──index.html
|   ├──main.css 
|   └──main.js
|
├node_modules/
├src/
|   ├──images/ //フォルダを追加
|   ├──index.js
|   ├──style.scss
|   └──sub.js
|
├package-lock.json
├package.json
└webpack.config.js

 

 

imagesフォルダ内に画像を格納

作成したimagesフォルダ内に、適当な画像を格納します。

今回追加するのは、こちらの2画像です↓

【引用】https://stock.adobe.com/jp/free
【引用】https://stock.adobe.com/jp/free

 

 

 

file-loaderを使おう

画像を表示させるのにfile-loaderを使用します。

 

file-loaderとは?

画像ファイルを出力するためのnpmパッケージです。

 

インストールする

以下のコマンドで、パッケージをインストールします。

npm install --save-dev file-loader

 

 

package.jsonを確認

正常にインストールされているか、package.jsonを確認しましょう。

//package.json

{
  "scripts": {
    "build": "webpack"
  },
  "keywords": [],
  "author": "",
  "license": "ISC",
  "devDependencies": {
    "css-loader": "^6.5.1",
    "file-loader": "^6.2.0", //追加されている
    "mini-css-extract-plugin": "^2.4.5",
    "node-sass": "^7.0.1",
    "sass-loader": "^12.4.0",
    "style-loader": "^3.3.1",
    "webpack": "^5.65.0",
    "webpack-cli": "^4.9.1"
  }
}

 

追加が確認できればOK。

 

 

webpack-config.jsに設定を追加する

続いて、webpack-config.jsに設定を追加します。

//webpack-config.js

const MiniCssExtractPlugin = require('mini-css-extract-plugin');


module.exports = {
    entry: './src/index.js',
    output: {
        path: `${__dirname}/dist`,
        filename: 'bundle.js'
    },
    mode: 'development',
    module: {
        rules: [
            {
                test: /\.(css|sass|scss)/,
                use: [
                    {
                        loader: MiniCssExtractPlugin.loader
                    },
                    {
                        loader: 'css-loader'
                    },
                    {
                        loader: 'sass-loader'
                    }
                ]
            },
            //ここから追加
            {
                //拡張子がpng,jpg,gif,svgを検知したら
                test: /\.(png|jpg|gif|svg)/,
                use: [
                    {
                        loader: 'file-loader',
                        options: {
                            //[name]は画像名、[ext]は拡張子
                            name: 'images/[name].[ext]'
                        }
                    }
                ]
            }
            //ここまで追加
        ]
    },
    plugins: [
        new MiniCssExtractPlugin()
    ]
}

 

  • [name]は画像名
  • [ext]は拡張子

ここまでが、srcフォルダに格納した画像を、distフォルダに出力するために必要な処理です。

 

HTMLファイルを編集する

続いて、HTML側に、画像読込の記述を追加します。

<!--index.html-->

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>Document</title>
    <link rel="stylesheet" href="./main.css">
</head>
<body>
    <h1>webpackチュートリアル<span>(SCSSを追加)</span></h1>
    <!--ここから追加-->
    <img src="/src/images/mountain.jpg" alt="">
    <img src="/src/images/sea.jpg" alt="">
    <!--ここまで追加-->
    <script src="./bundle.js"></script>
</body>
</html>

 

 

webpackを起動する

下記コマンドでwebpackを起動します。

npm run build

 

 

ブラウザを確認

buildに成功したら、ブラウザを確認します。

画像表示に成功しました。

ソースレベルでも読み込まれていることが確認できます。

 

 

まとめ

本記事では「webpackで画像を読み込ませる方法」について、以下のことを解説しました。

  • src/にフォルダを作成する
  • imagesフォルダに画像を格納
  • file-loaderを使おう
  • webpack-config.jsに設定を追加する
  • HTMLファイルを編集する
  • webpackを起動する
  • ブラウザを確認

単にsrcフォルダに画像を格納し、HTMLにコードを記述するだけでは画像が表示されません。file-loaderを使うようにしましょう。

ABOUT ME
ゆう
エンジニア歴7年。 大学卒業後、フィールドエンジニア職に就くが「手に職をつけたい」と思い、未経験からWEBデザイナーに転職。 その後、「WEB制作会社」「上場企業のECサイト運用」を経て、現在は「自社開発企業」のフロントエンドエンジニアとして仕事をしています。