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前回はDockerコンテナの基本操作(作成・確認・停止・削除)について解説しました。今回はDockerイメージの削除に関してです。
Dokcerコンテナを作成するとDockerイメージも同時生成されます。放っておくと貯まってしまい、ストレージを圧迫してしまいますので、削除していきましょう。
そもそもDockerイメージとは?
「そもそもDockerイメージってなに?」と思う人もいるはずなので解説します。
Dockerイメージはコンテナを作る雛形で、イメージを元にコンテナを作成するものです。
イメージを配布している、Docker Hubという「公式Dockerイメージ配布所」みたいなセンターがあって、そこからイメージを引っ張ってきてコンテナを作成しています。
前回打ち込んだコマンドは、PC内部では上記流れで動いています。
Dockerイメージは自作も可能(Dockerfile)
公式Docker Hubが配布しているイメージでは「事足りないので、カスタマイズしたい」「イメージを共有したい」という人向けにDockerイメージは、自作することも可能です。
その際に作成するのがDockerfileです。ファイル化することで、自分なりにアレンジしてその手順通りにコンテナを作成したり、ファイルを別の開発者に共有することも可能になります。
ここでは、本題から外れてしまうので割愛しますが、「設計図(Dockerイメージ)の設計図」というイメージです。
Dockerイメージを削除する
では概要が掴めたところで、イメージの削除方法について見ていきましょう。
Dockerイメージの一覧を表示する
一覧を表示して、PCに存在するイメージを把握します。
ターミナルで以下のコマンドを入力します。
docker image ls
Dockerイメージ一覧が表示されます。
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
httpd latest a981c8992512 7 days ago 145MB
それぞれ項目の意味について。
- サーバーはhttpd(Apache)(REPOSITORY)
- httpdのバージョンはlatest(最新)(TAG)
- DockerイメージのIDはa981c8992512(IMAGE ID)
- 7日前に作られたDockerイメージ(CREATED)
- 容量は145MB(SIZE)
1つだけイメージが存在していることが分かります。
Dockerイメージを削除する
前回でDockerコンテナは削除済みなので、イメージも削除してしまいましょう。
docker image rm httpd
コマンド入力後、削除されます。
一覧を再表示して確認する
ちゃんと削除されたかを確認します。
docker image ls
削除された場合は、以下のように項目名だけ表示されます。
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
これでイメージの削除が完了しました。
まとめ
本記事では、「Dockerイメージを削除する」について以下のことを解説しました。
- そもそもDockerイメージとは?
- Dockerイメージを削除する
Dockerコンテナだけ削除して、イメージを残しておくと容量を圧迫してしまうので、今後使う予定がなければ、削除してしまうのが良いでしょう。