webpack

【webpack】pugにおけるテンプレート継承の使い方

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includeと継承の違いって何?
includeしつつ、個別で変更したい箇所がある場合どうするの?
pugで継承ってどう書くの?

以上の疑問の解決記事です。

 

前回は、includeについて解説しました。

【webpack】pugファイルをincludeしてコーディングをさらに効率化しよう pug化するメリットって何? includeってどう書くの? このような疑問に答える記事です。 前回までで、w...

 

 

includeだけでも、効率化できたのですが、「titleやdescription、keywordsなど個別に変更したい箇所がある場合はどうするの?」というケースに対して、対応していきます。

 

では、早速見ていきましょう。

 

 

includeと継承の違い

冒頭でもお伝えした通り、完全コピーでなく、部分的に変更したい時に継承させます。

include 丸々コピー
継承 部分的に変更

 

これらを踏まえた上で、前回のinclude同様、まず完全コピーしてみます。

 

現在の階層構造

新たに_header.pugを追加しましょう。

webpack-tutorial
├dist/
|   ├──css/
|   |   └──style.css
|   ├──js/
|   |   └──bundle.js
|   └──index.html
|
├node_modules/
├src/
|   ├──images/
|   ├──js/
|   |   ├──index.js
|   |   └──sub.js
|   ├──scss/
|   |   └──style.scss
|   └──templates/
|   |   ├──_header.pug //追加
|   |   ├──_headerNav.pug
|   |   ├──index.pug
|       ├──index.html
|   |   └──menu.pug
|
├package-lock.json
├package.json
└webpack.config.js

 

_header.pug

doctype html
html(lang="en")
    head
        meta(charset="UTF-8")
        meta(http-equiv="X-UA-Compatible", content="IE=edge")
        meta(name="viewport", content="width=device-width, initial-scale=1.0")
        title Document
    body 
        include _headerNav.pug
        block mainContent

 

index.pug

//- ここから変更
extends _header.pug
block mainContent
    //- ここまで変更
    h1 webpackチュートリアル
        span (SCSSを追加)
    img(src="/src/images/mountain.jpg", alt="")
    img(src="/src/images/sea.jpg", alt="")

 

menu.pug

extends _header.pug
block mainContent
    //- ここまで変更
    h1 メニュー
        span (SCSSを追加)
    img(src="/src/images/mountain.jpg", alt="")
    img(src="/src/images/sea.jpg", alt="")

 

 

 

webpackを起動後、ブラウザ確認

ここまでできたらnpm run buildでwebpackを起動し、ブラウザを確認します。

前回と同じ画面のままになっています。

 

 

各ファイルを部分的に個別変更する【継承】

では、ここから継承させ、各ページのtitle, description, keywordsを変更します。

「titile」と「description,keywords」の書き方が、それぞれ違うので注意!

 

_header.pug

doctype html

//- ここから追加
block metaTags
    - var description = ''
    - var keywords = ''
    - var title = '';
//- ここまで追加

html(lang="en")
    head
        meta(charset="UTF-8")
        meta(http-equiv="X-UA-Compatible", content="IE=edge")
        meta(name="viewport", content="width=device-width, initial-scale=1.0")
        meta(name="description", content=description)
        meta(name="keywords", content=keywords)
        title #{title}
    body 
        include _headerNav.pug
        block mainContent

 

index.pug

extends _header.pug

//- ここから追加
block metaTags 
    - var description = 'トップページのディスクリプションです'
    - var keywords = 'サイト, トップ, webpack'
    - var title = 'トップページ'
//- ここまで追加

block mainContent
        h1 webpackチュートリアル
            span (SCSSを追加)
        img(src="/src/images/mountain.jpg", alt="")
        img(src="/src/images/sea.jpg", alt="")

 

menu.pug

extends _header.pug

//- ここから追加
block metaTags 
    - var description = 'メニューページのディスクリプションです'
    - var keywords = 'サイト, メニュー, webpack'
    - var title = 'メニューページ'
//- ここまで追加

block mainContent
        h1 メニュー
            span (SCSSを追加)
        img(src="/src/images/mountain.jpg", alt="")
        img(src="/src/images/sea.jpg", alt="")

 

見て分かる通り、変数を使って、ページ毎に代入しています。

継承では、変数を使って個別対応できる!

 

 

webpackを起動

下記コマンドで再度webpackを起動します。

npm run build

 

 

ブラウザで確認

ブラウザで確認すると・・・、title, description, keywordsが個別に設定されていることが分かります。

includeは「全コピーしたい時」、継承は「部分的に変更したい時」使用すると良いでしょう。

 

 

まとめ

本記事では、「pugにおけるテンプレート継承の使い方」について以下のことをお伝えしました。

  • includeと継承の違い
  • webpackを起動後、ブラウザ確認
  • 各ファイルを部分的に変更する【継承】
  • webpackを起動
  • ブラウザで確認

違いについて理解してもらえたかと思います。includeだけでも便利ですが、継承によって個別に変更できることも覚えておくと良いでしょう。

 

 

参考

ABOUT ME
ゆう
エンジニア歴7年。 大学卒業後、フィールドエンジニア職に就くが「手に職をつけたい」と思い、未経験からWEBデザイナーに転職。 その後、「WEB制作会社」「上場企業のECサイト運用」を経て、現在は「自社開発企業」のフロントエンドエンジニアとして仕事をしています。